看護師に向いている人って?

知り合いの勤める病院で以前こんな事があったそうです。
新しく勤め始めてまだ半年も経たない新人看護師が突然退職したいと言い出しました。理由を聞くと「自分は看護師には向いていないから」だったそうです。その新人看護師はとても優しい性格で先輩も期待していたのですが、かなりストレスをため込んでいたようでした。その後、先輩たちの説得も虚しく新人看護師は退職してしまったといいます。この看護師が本当に向いていなかったかどうかは分かりませんが、最近ではあまり看護師には向いていない人や看護師の仕事について十分理解せずに看護師になってしまう人もいるようです。

特に最近は景気が悪いせいで公務員や金融関係、看護師といった「安定した」職業に人気が集まっています。特に看護師は女子には人気があります。一般的には「やさしい」「人のために働く」などいわゆる「白衣の天使」的イメージの看護師は子供のうちから女の子には人気の仕事です。しかも看護師はよくドラマなどでも取り上げられる事があるようなイメージのいい職業で、しかも一般的な会社員などに比べても収入のいい仕事なので希望する学生も多いようです。

しかし、実際はそれほどきれいな仕事でもなければたやすい仕事でもなく、むしろかなり大変で面倒な仕事です。よほどそういうことが好きでないとやっていけません。普通に考えると責任感が強くて面倒見のいい人などは看護師には向いていそうに思えますが、「私がいなければこの人は…」などと思ってしまう人はそのうちにつぶされてしまうタイプです。それよりもむしろ要領がよくて切り替えの早い人の方が看護師には向いているようです。

特に看護の仕事は肉体的に大変なだけでなく精神的ストレスも大きいものです。先輩や患者からきついことを言われる事もあります。強く言われてそのままへこむよりも「なにくそ」と思うくらいの芯の強さが必要かもしれません。さらに対人的にもとても難しい仕事です。例えば、自分でも薄々ガンだと気づいている患者さんから「自分はガンなんでしょう?」と聞かれたらどうしますか?はっきりそうだと答えるでしょうか、逆にきっぱりと否定しますか?それとももっと別の返事をするでしょうか?それだけでなく、時には生後数カ月の赤ん坊に毎日注射をしなくてはならないこともあるかもしれません。

そういった現状をよく分からずに看護師になってしまい、後から「こんなはずじゃなかった」と思う人もいます。せっかく志を高くもって来たのに自分に合わないからと辞めてしまうのももったいない話です。

職場では、技術面やメンタルについて新人に寄り添ってくれるプリセプターが存在します。現場で言われた指示や注意を咀嚼し大事なことを教えてくれる存在です。よいプリセプターに出会えていたら、向いてないから辞めるという気持ちは「よし!頑張る!」という気持ちに変わっていたかもしれません。なので、就職・転職の際は、プリセプターがいるかいなか?確認しておきましょう。

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